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2007年02月28日

『イキガミ』『ファイン』『虹ヶ原ホログラフ』

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漫画3つ。

イキガミ

もし自分が明日死ぬと分かったらどうする?

そんな下らないけれど答えが出せず、奥に進むのを躊躇ってしまう問題を
誰だって考えたことがあるだろう。
ふと自分の部屋で、飲みの席で、彼女との電話の中で。
そんな時は結局、ネタに走ったり、パッと思いついたことを言ったり、
「ありえない仮定には答えられない」とはぐらかしたりしてしまう。
こういうことを本気で考えると、
答えがなかなか出ないくせにエネルギーを消費しすぎるから。

けれど、この問題を地で行く漫画がある。それがこの『イキガミ』だ。
特殊設定が色々あり、
それはそれで面白い議論も出来そうなのだが、簡単に言うなら、
一先ず「明日の不可避な死が前日に本人伝えられる」というシステムが
稼動している社会。伝え方は手紙。それを「イキガミ」と言う。
その根拠となる法律が「国家繁栄維持法」。
死に理由はなく国民1000人に1人がランダムで、無意味に、不条理に死ぬ。
そしてそのシステムが基本的に受け入れられている社会。

残り一日をどう使うか。ある者は復讐をし、
ある者は自分の為すべきことを続け、ある者は他者の為に尽くそうとする。
そこにはドラマがあるし、生命だとか愛だとかの価値を再認識させる強度もある。

もちろん、次のような批判もあるだろう。
現代人はドラマを求めすぎている。泣ける感動を渇望している。
 だから病気・障害モノや人の死が絡む物語が流行る。
 『イキガミ』はその最たるもので、まさに「死の前の一日」という
 感動を約束されたパッケージであり、現代人の「泣きたい病」の象徴である。


その主張は全く正しいのだが(僕も読む前はそう思っていた)、
しかし読んだ後はその台詞を言いたくなくなる。
何故ならそのような主張があることを前提にして、この物語は作られている。
それは「国家繁栄維持法」が国民に生命や愛の価値を再認識させるための法律だ
という設定に表れている。
そして主人公は、死に纏わるドラマに心動かされながら、こう思う。
彼女の死から”愛”や”命”の尊さなど学びたくはないのだ。
 学んでしまったら、この法律の思う壺だから――


3話で一章のエピソード形式。面白いと思われ。


ファイン

信濃川日出雄による27歳の物語。
主人公の上杉は美大を出た後も絵を続けている。
たまにイラストの仕事をアルバイトでやるものの、
自分の作品が売れたことはない。

夢の諦め時とはいつなのだろう?
「信じていれば夢は叶う」なんてのは嘘だと知っているけれど、
「絵を描き続けていれば芸術家だ」とは言っていたい。
売れなくても。

24歳の物語である『ソラニン』と対比すると面白いかも。

上杉の画風に何故蛍光色が使われるのか?
安っぽい色、嘘っぽい色、虚勢を張った色。
目に付くが薄い色、重みがない色、「芸術」としては一般ウケしない色。

だからこそだ。だから蛍光なのだ。
ファインアートだから最も嘘っぽい蛍光なのだ。それ以外の答えはない。
しかしそれは同時に、「ファインアート」であるための方法論のようにも見える。
更に同時に、世の中のファインアートってそういう「ファイン」たろうとする努力を
少なからずしているんじゃないか、とも思う。

上杉は、他者とのぶつかり合いを経て、画風を変化させていく。
この後トントン拍子のわけはなく、先が気になる。


虹ヶ原ホログラフ

天才的に優れた漫画だが、僕の読解力・文章力ではこの漫画を上手く批評できない。
ネタバレありで以下書きます。









伏線は繋がってゆく。ある双子の離開と再会のお話。
登場人物は誰もが狂っており、卑怯者と怠け者と嘘つきと臆病者で構成されている。

様々なモチーフを媒介に世界は揺らぐ。
それは見る角度で色が異なるホログラフのように。
過去、現在、未来、希望、絶望、妄想、嘘、現実、非現実、狂気。
全てが連なっていき、その境界を曖昧にしている。
全てが重なっていき、欲望もグロテスクも悲劇も、溶け込むように、そこにある。
虹のように。
それらは自然な形で現実に存在している。
そしてそれらが彼ら(二児)を苛ませようとも、
嘘だらけの現実と嘘のような現実で埋め尽くされても、世界は終わらない。

投げかけられる言葉。

…それでも君は生きるんだ
君の人生の行く先は、君が決めていいんだよ

救われない人間への救いの言葉なのか、
救いのような、救われない言葉なのか、僕には分からない。


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posted by あゆ at 23:35| Comment(6) | TrackBack(1) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『虹ヶ原〜』の記事が!おまけに『ファイン』まで!
以前『ソラニン』関係の記事にコメントつけさせて頂いたndです。

『虹ヶ原〜』は私にとっては?がいっぱいあった漫画でした。
ただあの言葉は鈴木にとっては救われない言葉なのかな,と思ったんですけど…。でも捉え方によってはそうでもないのかな。よく分かりませんね(- -)頭がついていきません。

『イキガミ』,面白そうですね!
見てみたいと思います。

Posted by nd at 2007年03月03日 23:13
ndさん、お久しぶりです〜。

『虹ヶ原〜』のストーリー的なことに関しては、
「漫棚通信ブログ版」さんの「「虹ヶ原ホログラフ」をじっくり読んでみる」
というエントリーがオススメです。
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_2642.html
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_d710.html

僕も特に「君の人生の行く先は、君が決めていいんだよ」の解釈について、
「一見救いのようだが救われない言葉」だと思っています。
この点も上のブログで書かれていますよ。


『イキガミ』はお話として分かりやすいのですが普通にいい話が多いです。
そして考えようと思う人にとっては色々考えられる漫画。
Posted by あゆ at 2007年03月04日 02:37
>『虹ヶ原〜』のストーリー的なことに関しては、
「漫棚通信ブログ版」さんの「「虹ヶ原ホログラフ」をじっくり読んでみる」
というエントリーがオススメです。

さっそく見てみました。確かに分かりやすい。ちょびっと謎がとけたような気がします。


そして『イキガミ』,さっそく買って読みました!
うん。一気に読めますね。おもしろいです。
ただ,設定そのものが重く,ドラマとして読むよりもその特殊設定の在り方について考え込んでしまいました。

そう考えると『イキガミ』も『ファイン』も『虹ヶ原〜』も重たい漫画ですね(^^;
また面白い漫画(だったり本だったり映画だったり…)があれば教えてください。
あゆさんとはきっと趣味があうと勝手に思ってます(笑)
Posted by nd at 2007年03月08日 21:02
『イキガミ』は設定に対していくらでも議論が膨らむと思います。

例えば「生命の価値を再認識させるシステム」を
社会の中に組み込むこと自体は悪くないのかもしれない。
それが国家繁栄維持法という方法論になると受け入れにくいだけで、
むしろ別の方法で必要なのかもしれない。
いやそうじゃない、そんなのは社会がシステムにより刷り込めるものではなく、
自然に芽生えるのを待つしかないのかもしれない。


こういう「すんなり感動話として受け入れられるし、
一方膨らまそうと思えば膨らませられる」お話は楽しめます。


>そう考えると『イキガミ』も『ファイン』も『虹ヶ原〜』も重たい漫画ですね(^^;

そうですねw近頃少し「救われない系」が好きかもしれませんw
逆に「ハッピーエンド系」は基本的に見る目が厳しくなってしまいます。
その厳しい目を潜り抜けたハッピー系映画として、『花とアリス』がオススメです。
最近DVDで観たのですが、映像も演技もツボでした。日記にもその内書くと思います。

面白いと思ったものはブログにどんどん書きますよ!
(しばらく小説ネタが多いと思いますが。)
Posted by あゆ at 2007年03月11日 00:16
遅レスです…。
『花とアリス』はいいですね。DVDが出た頃,見ました。
配役の妙だなと。蒼井優もだけどどちらかといえば鈴木杏。
そして個人的には大沢たかお。大沢たかおはただ単に好きなだけです(笑)

岩井俊二作品をたくさん見ているわけではありませんが,『打ち上げ花火〜』も好きです。
いや,好きというより大好きです。


そういえば関係ない話ですが『ソラニン』映画化らしいですね。
複雑な心境です。
否が応でも期待しちゃいます。
Posted by nd at 2007年03月25日 10:28
『花とアリス』は最初の5分で引き込まれました。
何て幸せな気持ちにする映画なんだろう、と。
なるほど、『打ち上げ花火』見てみます!

『ソラニン』は映画化すると陳腐になりそうで怖いですが、
演技次第ですかね…。
Posted by あゆ at 2007年03月28日 02:03
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